宮古上布

トンボの羽のように軽く、糸は細く強くしなやか

沖縄県に生息する苧麻（ちょま）から採れる繊維を精妙な技術で作り上げる宮古上布は国指定重要無形文化財に認定され 、通産省大臣指定の伝統的工芸品に指定された。日本三大上布の最高級品として高く評価されている。
そして通気性に優れた宮古上布は苧麻刈りから染色、製織まで全て手作業で行われる。一反折るのに１年かかると言われ、一人前になるのに年以上の修行が必要とされる。
大切に織り込まれた宮古上布は、贈り物にも大変喜ばれる工芸品だ。