島風が運ぶ癒しの香り。琉球ハーブの女王「月桃」の恵み
- 宮古島
沖縄の暖かい風が吹き抜ける道端や森の中で、ひときわ大きく、艶やかな葉を広げている植物があります。それが、沖縄の伝統的なハーブ「月桃(ゲットウ)」です。
ショウガ科の植物で、初夏に咲く白い可愛らしい花と、その葉が放つ爽やかで甘い独特の香りが特徴です。地元では古くから、その香りの力と優れた効能から「命薬(ぬちぐすい)=命の薬」として重宝されてきました。
呼吸で感じる沖縄の癒やし
月桃の葉に含まれる精油成分には、心身をリラックスさせる力がたっぷり詰まっています。
■リラックス効果: 月桃の香りを深く吸い込むと、緊張がほぐれ、ストレスから解放されるような深いリラックス状態へ導かれます。この香りは、沖縄の穏やかな自然の中にいるような心地よさを感じさせてくれます。
■消臭・抗菌作用: 月桃の葉は、古くから沖縄で餅を包むのに使われてきました。これは、月桃が持つ天然の抗菌作用や、防虫効果によるもの。その清々しい香りは、空間を浄化する力も持っています。
月桃は、赤ワインの20倍とも言われるポリフェノールを豊富に含み、アンチエイジングや肌荒れ予防をサポート。また、その爽やかな南国の芳香は、ストレスを軽減し、リラックス効果をもたらします。特に女性の冷え改善やホルモンバランスの調整にも役立つとされ、スパ、アロマ、スキンケア、ハーブティーなど、幅広い形で沖縄の「癒やし」を支えています。
この島で過ごすひととき、月桃の力で心身を浄化し、究極のデトックス体験をお楽しみください。
Getto: Okinawa’s Natural Remedy for Beauty and Balance
Getto (Alpinia zerumbet) is a traditional Ryukyuan herb cherished for centuries across Okinawa. Growing naturally in gardens and hillsides, this ginger-family plant is known locally as “nuchigusui” — medicine for life, a symbol of wellness and care.
Rich in polyphenols, getto supports anti-aging and smooth skin. Its refreshing tropical aroma helps reduce stress and promote relaxation. Especially beneficial for women, it aids cold sensitivity and hormonal balance—making it a key part of Okinawa’s healing culture.


