比嘉ロードパーク【宮古島】
- 宮古島
- スポット
標高約100mの断崖から望むパノラマ絶景「比嘉ロードパーク」
宮古島東海岸を南北に結ぶ県道83号線。美しい海岸線を走るこのルート上で、誰もが思わず車を止めてしまう場所があります。それが、宮古島屈指のビューポイントとして知られる「比嘉(ひが)ロードパーク」です。
最大の見どころは、標高約100mという断崖絶壁の上から見下ろす、圧倒的なスケールのオーシャンビュー。眼下に広がるのは、サンゴ礁が幾重にも重なり合い、エメラルドグリーンからコバルトブルーへと変化する「ミヤコブルー」の芸術的なグラデーションです。リーフ(サンゴ礁の縁)に波が白く砕ける様子や、透明度が高すぎるがゆえに透けて見える海中の岩など、自然が作り出した神秘的な造形美をパノラマで楽しむことができます。
さらに視線を遠くへ向ければ、北側には池間島へと続く海岸線、そして正面には「神の島」として崇められる大神島のシルエットが海に浮かぶ姿を捉えることができます。天気の良い午前中には太陽の光が海中にまっすぐ差し込み、サンゴの模様がより鮮明に浮き上がる、まさに「奇跡」のような光景に出会えるはずです。
ここは単なる展望台ではなく、ドライブの疲れを癒やす「至福の休憩スポット」としても優秀です。広々とした駐車場に加え、日差しを避けられる東屋やベンチ、トイレ、自動販売機が完備されています。観光客で賑わう他の有名スポットに比べ、比較的ゆったりとした時間が流れているため、潮風を感じながら静かに海を眺めたいという大人の旅人にも最適。
写真を撮るなら、東屋の横から崖下を見下ろす角度がおすすめ。広角レンズを使えば、空と海、そして複雑なサンゴのリーフがすべて一枚に収まり、宮古島旅行のハイライトとなるような最高の一枚を収めることができるでしょう。
ドライブの途中にふらりと立ち寄るだけで、宮古島の自然の豊かさと力強さを全身で感じることができる比嘉ロードパーク。目的地へ向かう足を少しだけ止めて、ここでしか見られない「青の特等席」からの景色を独り占めしてみませんか?


