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大神島

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島全部が聖域のパワースポット!神が住まうと言われる島。

大神島は、宮古島から約4キロのところにある、人口22人(2020年現在)、島の面積0.24k㎡の大変小さな島です。
宮古島の島尻漁港から、1日4往復便が出ており宮古島から大神島までは15分ほどで行くことができます。
大神島は波の音、風がそよぐ葉音、虫や鳥の声だけが聞こえる静かな島で、周囲の海は大変美しく、自然のままの姿が見られます。この島は、古来より神域が多く島全体が聖域とも言われ、現在はパワースポットとして知られており不思議な伝説が数々あります。
ひとつが、海賊のキャプテン・キッドが隠した財宝が大神島にあるという伝説。1960年代に日本でこの伝説が紹介され、海外の新聞にまで取り上げられてトレジャーハンターがこの島に殺到しました。しかし、結局財宝は発見できず、聖域を荒らした人達は、謎の病気になったりしたそう。
近年では、島の周囲を一周する道路を作ろうと工事を始めたものの、重機の故障が相次ぎ、工事関係者が次々と病気になるなどの不幸が続いたため、結局一周道路は作れなかったという事も。
島内は、神域が多く、普段から立ち入り禁止の場所に加え、祭祀がある時はさらに立ち入ってはいけない区域が増えます。また、沖縄本島の聖地である久高島と同様に、石ころ一つ貝殻一つ持ち出してはいけないとされています。
この島の集落を歩くと、沖縄の魔除けで有名なシーサーの姿は見えず、漢字の「水」の字に見えることから水字(スイジ)貝と呼ばれる不思議な形の貝殻を魔除けとして玄関先に飾っているのが見られます。スイジ貝は、表側に貝の口が見えるように飾ることで、家の中に入ろうとしている悪いものを貝が吸い取ってくれるとされているそうです。
大神島には、17世紀中頃に琉球王府が,異国船監視・通報のため先島諸島に設置した遠見番所跡群(とおみばんしょあとぐん)の先島諸島火番盛(さきしましょとうひばんむい)の一つとして、2014年3月18日に国史跡に追加指定された、遠見台(とぅんばら)があります。遠見台は現在は展望台になっており、登ることができます。展望台は75mの高さがあり、宮古島や周囲の島々をほぼ見渡せる大神島一番の絶景スポットです。
遠見台に至る道にも、数々の御嶽があり、まったく立ち入りができない場所や、祭祀の時に立ち入り禁止になる場所があります。また、祖神祭(うやがん)という秘祭の時期には、基本的に島民以外は入島できません。大神島に渡る際は島内の祭祀の情報や立ち入りが可能か等を事前に問い合わせた方が良いでしょう。
海岸沿いには、港を挟み海に向かって左側に大神多目的公園があり、公園から見える海の中に「カミカキス(スは小文字)」と言われる、自然にできた大小の岩がアーチのように弧を描いて並んでいるものが目の前の海にあります。
大神島の海岸には、キノコのような不思議な形の岩、奇石(ノッチ)があります。ノッチとは島の隆起によって地表から転がり落ちた岩が、長年にわたる波の浸食で根元を少しずつ削られていって形作られたもの。これは大神島周辺の海域が外海に面していて、他の宮古島の島々のようにリーフ(サンゴ礁)で守られていないため海流が早く、侵食によって水面下の部分が削り取られてできた形なのだそう。
大神島は聖地として知られ、立ち入れない場所も多く、何一つ持ち帰ってはいけない島とされ、観光地化もあまりされていませんでした。しかし、近年民宿を兼ねた食堂が出来、島民が案内してくれるツアーや、シュノーケリングツアーが開催されるなど、少しずつ変化が起きています。呼ばれないとなかなか行けない島とも言われ、少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、静かで穏やかな空気が漂う大神島は、原初のままの神聖なエネルギーに満ちた美しい場所ですので、チャンスがあれば、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

■島へ渡る方法

  • 《大神島↔宮古島》定期便の船 約15分
    1日4往復
    大人:片道350円 往復670円
    小人:片道180円 往復350円

■島内の移動手段

徒歩

■禁止事項

・聖域にみだりに入ることを禁止
・島の自然を壊したり持ち帰る事を禁止
・ドローン撮影禁止
・sup,カヤックの持ち込み及び使用禁止
・海には有害な危険生物が生息しているため、絶対に手を触れない。

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