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竹富島

  • 八重山
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美しい伝統文化と自然を大切にする島。

竹富島は、石垣島の海上約6kmにあり、高速船なら石垣島から10分~15分の位置にあります。「竹富」は方言で、「テードゥン」と呼ばれており、古くは「タキドゥン」と呼ばれていました。「タキドゥン」は、花城御嶽に祀られている、最初に竹富島に渡来して新里村を開いたとされる伝承上の人物タキンドゥン(タガニドゥン、他金殿)のお名前で、島名の由来だとする説があります。
小さな島ながら、1977年には、竹富島の種子取祭(タナドゥイ)が重要無形民俗文化財、1987年には竹富島全島が重要伝統的建造物群保存地区に、2007年には、竹富島の生活用具 - 喜宝院蒐集館収蔵品、842点が登録有形民俗文化財に選定されています。古くから染色や織物が盛んで、その高い技術が今も島民に受け継がれ、大切にされており、「民芸の島」とも言われています。
竹富島には「かしくさや うつぐみどまさる」(一致協力することが何よりも大切である)という言葉があり、島民の考え方の基本となっており、現在も年に20余りの祭事が行われ、力を合わせて神を祀り安寧を祈っているのです。そんな竹富島の協力し合う心や島を大切にする心を現したものが、「竹富島憲章」です。
2013年には島の景観を守るため景観条例が定められました。木造赤瓦屋根の家屋やフクギの屋敷林、石積み等で形成されている伝統的な集落景観の保全・回復や、緑と一体となった御嶽などの祭事空間の保全、適切な維持管理などが、竹富町景観条例として取り決められています。のどかで美しい沖縄の原風景を竹富島で見ることができるのは、こうした竹富島の島民の努力のたまものなのです。

竹富島のビーチといえば、北端に位置する「星砂の浜」と言われるカイジ浜は星の形をした星砂が多く見られることで有名です。しかし、潮の流れが速く遊泳は禁止ですのでご注意ください。海水浴を楽しむなら、カイジ浜からも徒歩で行けるコンドイビーチがおすすめです。遠浅で波も穏やかなコンドイビーチは、真っ白砂浜にエメラルドグリーンと、コバルトブルーのグラデーションの海が広がり、その光景は思わず息をのむ美しさです。

古き良き八重山の原風景が残る竹富島赤瓦集落を水牛車に乗ってゆっくり巡る水牛車ツアーは、外せません。水牛のペースに合わせてのんびりと島を巡り、ツアーガイドの歌や三線に耳を傾けるのは、竹富島ならではの楽しさがあります。

島内には県道はなく、町道として竹富東港と集落を結ぶ大舛線と、島を一周する竹富一周線がありますが、信号は一つもありません。島の自然や安全を守るため、レンタカーやレンタバイクなど、動力がついている乗り物の貸し出しは行っていません。現在、大舛線では景観に配慮して電線地中化が進められ、観光客の自転車の通行が多い竹富一周線では自転車通行帯の整備が計画されています。

写真提供:竹澤 雅文

■島へ渡る方法

  • ≪石垣島↔竹富東空港≫ 約10~15分
    約1日20便~22便程度
※季節や天候により所要時間・運航数が変更される場合があります。

■島内の移動手段

・巡回バス(定期船に合わせた運行)
・レンタルサイクル
・タクシー
・観光バス
・観光用水牛車

■禁止事項

・集落内で水着、裸身は禁止。
・観光客のキャンプ・野宿禁止。
・海岸・道路などにゴミ・空きカン・吸殻などを捨てることを禁止。
・草花・蝶・魚貝・その他の生物をむやみに採取することを禁止。
・島の南1/3は、エビの養殖場や牛の放牧場があり立ち入り禁止。

  • 竹富島の入島料について 竹富島では、地域自然資産法に基づき入島料のご協力をお願いしています。入島料は、島の自然・祭事・習慣・伝統工芸や街並みを未来へ残す環境保全活動に使われます。
    入島料は300円で、石垣島の「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」及び、竹富港「かりゆし館」に設置された券売機にて購入ができます。皆様のご理解とご協力をお願い致します。
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