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ナージ井戸【竹富島】

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犬が見つけた水の供給源。島の中心部にある人々の生きた証「ナージ井戸」

沢山の緑に囲まれた島の中心部に、かつて犬が見つけたとされる伝説を残す「ナージ井戸(仲筋井戸)」があります。竹富島の集落内にはいくつもの小さな井戸が残っていますが、中でもこのナージ井戸は島内でも大きめの井戸です。石灰岩で積まれた深く大きなその井戸はやや独特な形をしていますが、その形はこのナージ井戸を見つけたとされる”犬が座った形”を模していると言われています。

その昔、仲筋村の村建ての主である新志花重成(アラシバナカサナリ)の飼い犬が、干ばつにも関わらずしっぽを泥水で濡らしていたことが始まりでした。発見された場所は地面が濡れており、周囲の草が青々としていました。新志花重成はそこに井戸を作り、人々や畑を干ばつから救ったとされます。

このナージ井戸は、1976年(昭和51年)にも石垣島から海底送水が引かれるまでの間、島内の飲料水の供給源として人々の命を守り、尊ばれていました。また、島人は出産祝いの水や元旦の若水として、この井戸の水を利用してきました。近くには「ンブフルの丘」や「水道記念碑」があります。かつての竹富島の生活を感じられるこの場所で、竹富島の歴史を自然とともに感じてみませんか。


竹富港から徒歩で20分

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