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【世界遺産】奄美大島、徳之島、沖縄本島北部及び西表島

  • 八重山
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様々な生態系が暮らす自然豊かな土地

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は2021年、7月26日に、世界遺産登録が決定した世界自然遺産です。
日本にある世界自然遺産4件(屋久島・白神山地・知床・小笠原諸島)に続き、5番目の世界自然遺産として、ユネスコ第44回世界遺産委員会により登録が決まりました。日本では24件目の世界遺産であり、世界自然遺産としては小笠原諸島以来10年ぶりの登録決定です。
今回登録が決定したのは、鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄本島北部(国頭村、大宜味村、東村)と西表島の4島、5地域からなる世界自然遺産です。
登録地域の面積は4万2,698ヘクタール。内訳は、奄美大島1万1,640ヘクタール、徳之島2,515ヘクタール、沖縄島北部(大宜味村、東村)7,721ヘクタール、西表島2万822ヘクタール、緩衝地帯の面積は2万4,467ヘクタールです。
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島は、大陸との分離結合を繰り返して成り立ったという過程を経ており、固有性の高い生態系があります。
この地域は、面積が日本の国土面積の0.5%に満たないにも関わらず、日本の動植物種数に対して極めて大きな割合を占める種が生息・生育しています。
絶滅危惧種や中琉球・南琉球の固有種が多く、それらの種の割合も高いのです。さらに、さまざまな固有種の進化の例が見られ、特に、遺存固有種、または独特な進化を遂げた種の例が多く存在しています。
これらのことを鑑みて、生物多様性を保全する上で重要な地域であることなどを評価し、自然遺産への登録が決定しました。
これらの地域の固有種には、進化的に独特かつ地球規模の絶滅危惧種であるEDGE種として選定されている種が20種もあり、そのうち、オキナワトゲネズミ、リュウキュウヤマガメ、クロイワトカゲモドキは絶滅危惧種トップ100種に入っています。

・沖縄北部
国頭村、大宜味村、東村を含む沖縄県北部の地域はやんばる(山原)とも呼ばれています。モンスーンや暖流の黒潮の影響により亜熱帯性の多雨林となり温暖で湿潤な気候を維持しています。周辺にはヤンバルクイナやノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネといった希少生物が多数生息し富んだ生物が共存する地域です。
・西表島
八重山諸島に属する西表島については【西表島】にて紹介しています。

写真提供:竹澤 雅文
写真提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
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